電熱ウエアは米国ウォーム&セーフ社製の「ヒーテッド・ギア」で決まり!これはもう「着るコタツ」だ!!
至高の電熱ウォーム&セーフの「ヒーテッド・ギア」
気温が低くい晴れた日は、空気が澄んで空の青さも冴えますよね。
同じ場所に行っても、冬の景色はまた格別。
例え寒くても晴れたらどこかに行きたくなるのがライダーの性分というものです。
でもやはり、寒さはこたえますねぇ。
それに日が短いだけに朝夕は寒暖差もあって、健康面でも心配です。
また、コロナの感染リスクを少しでも抑えたいと、電車通勤からバイク通勤に切り替えた方も増えたと聞いています。
そんなふうに、冬の凍てつく日でもバイクに乗るという越冬ライダーの方々に朗報!
株式会社キャピタル販売が輸入・販売を行っているアメリカのウォーム&セーフ社製の「ヒーテッド・ギア」をご紹介します。
知る人ぞ知る「本物」の電熱ギア
そもそも「キャピタル販売」や「ウォーム&セーフ社」という会社、あるいは「ヒーテッドギア」という商品名を聞いても、ピンとくる人は少ないでしょう。
それもそのはず、「ヒーテッドギア」は量販店などへは流通しておらず、キャピタル販売が一手に輸入してネットや問い合わせによる少量販売のみで展開される製品なのです。
キャピタル販売代表の戸田 淳さんは高校時代からバイクを楽しんできた根っからのバイク好き。
戸田さんとこの製品との出会いは、戸田さんが同じくバイク乗りで寒がりの奥様のために良いものはないかと探していた2007年に、アメリカのバイカーフォーラムの中で最も評判の良かった同製品をに自分用に購入したのがはじまりです。
以来、その高い効果を聞きつけたお友達の分を輸入したり、製造元に技術的な問い合わせをしているうちに、
「私自身が使用してとても気に入ったこの製品を、多くのライダーにご紹介しよう」
ということになって、2008年から準備をして、輸入販売を始められたそうです。
製造元のウォーム&セーフ社は、電子工学技術者のMr.Mike Coan(マイク・カーン氏)とウエアデザインを担当されていたMrs.Sue Coan(スー・カーンさん)夫妻が創業された会社です。
彼らもまた、バイクで世界一周に行くほどのバイク好きで、厳しい冬のツーリングを楽しむために、試行錯誤を続けながら開発。
電子工学とウエアデザイン、それぞれの分野の専門性を持ったライダーのご夫婦が、ともに意見を出し合いながら生まれた製品であることがポイントなんです。
量産に向けた改良が施されながら1993年に米国で発売され、評判が評判を呼び、以来米国内はもとより、北欧のスウェーデンでも白バイ隊に正式採用されるまでになりました。
日本で戸田さんがキャピタル販売として扱われるようになってからも、幾多のメーカーや販社のオファーがあったそうですが、一切の妥協を排してそれらの話に乗ることなく、
「その効果に納得された方に販売したい」
という思いから、この販売スタイルにこだわってきたのだといいます。
それでありながら、ユーザー数はこれまで述べ15万人を突破。
ほぼ口コミだけでここまでのユーザーに支持され続けている製品ということを聞けばならば、期待値もおのずと高くなりますよね。
電熱ウエアにありそうでなかった配慮をプラス
電熱インナーウエアをある程度の値段で抑えようとすると、どうしても背中や腹回りに部分的にヒーターを配置したものが多いわけですが、
ヒーテッドのインナーウエアの場合は、ヒーターが袖と肩・首、そして背中や腹の周りのほぼ全面の広い範囲をカバーして配置されているのが特長。
赤く示した部分がヒーター、ほぼ全面発熱なんです!
また、パンツも部分発熱ではなく前面の広範囲にヒーターが配置されているのがわかりますね。
さらに、グローブはもちろんのこと、ソックスのラインナップもあるので、全身をバッチリ温めることもできます。
女性デザイナー(ライダー)によるきめ細かな配慮
創業者ご夫妻の奥様がウエアデザインを担当されていたにはあのNIKE。その経験を活かして、ラインナップには必ずメンズとレディースの2種類が用意されていて、スタイリッシュ勝機能的にできているのもウォーム&セーフ社製品の特長。
日本製の電熱製品でこの辺の配慮ってありそうでないような?
これはうれしいですね。
サイズ検索はこちら。
システム化で全身を「暖房」
また、インナージャケットには袖口に、ベストの場合は肩口に、あらかじめグローブ用の電源が内装されていてます。
例えば、パンツの場合は写真の通り、腰のあたりにある電源をジャケットに接続すれば、配線もシンプル。
同様に、ジャケットの裾にはグローブ用の電源が、パンツの裾にはソックス用の電源も備えられているので、システムを発展させることが容易です。
そして、パンツ自体の生地は薄くて伸縮性のも優れているので、普段のジーンズなどの下にタイツとして履くことも可能。
アウターのおしゃれを楽しめるようにしているのも、創業者のCoanご夫妻ならではの配慮ですね。
発熱素材は髪の毛よりも細いフラット式カーボンファイバー。(ベスト以外)
素材は耐破断性があり、耐久性もバッチリです。
実際キャピタル販売の戸田さんも、ご自身が13年間使い続けて未だに何もトラブルがないとおっしゃっていますので、長く使える耐久性を考えれば、その値段も納得です。
また、万一何かあった場合でも、Warm&safe社製品は12か月保障付き。
さらに、キャピタル販売には製造元のウォーム&セーフ社で研修を積んだスタッフがいる上、補修パーツもそろえてあるそうですから安心です。
その上、ヒーテッドギアシリーズの製品は、本革のグラブを除き、すべての製品の「洗濯」が可能。
ジャケットについてはメーカーは手洗いを推奨しているそうですが、その他のものはネット等に入れれば洗濯機の使用が可能だそうです。
ライダーによるライダーのための製品
さらに、製造元のウォーム&セーフ社のスタッフは全員がライダー。
それ故、汎用の電熱服とは違い、ライダーの動きを考慮したライディング専用ウエアとして、ライダーの「ああしてほしい」・「こうしてほしい」を網羅した仕様になっているのが特長です。
例えばそれは、電源と操作系。
基本はバッテリーから直接電源を取る(いわゆるバッ直)型ですが、車体のシステムに影響がない車両であれば、シガーソケットからの給電も可能。
※ジャケット+グローブ+パンツ+ソックスの全装備の全開温度で11A(アンペア)
※※ただ、非常に暑くなるので、通常は全開温度で使用することはないはずですが、念のため車両側の外部電源許容量はバイクショップなどで確認してください。
※※また、ご使用前に、バッテリーの健康診断をお忘れなく。
また、アダプターや延長コード類がいろいろと用意されているので、例えば、コントローラー+ロングYケーブルで、グローブだけ、ソックスだけという仕様の仕方も可能。
組み合わせのバリエーションは、のちの配電例に詳しくお示ししますが、様々な車種や走行条件に合わせて、いろいろな組み合わせができるのも、このシリーズの特長です。
しかも、スノーモービルでの使用も考慮されているので、このケーブル類はすべて、マイナス40度でも凍結破断しない極寒地仕様。
耐破断・対断線対策までもがしっかりと考慮されています。
コントローラーには有線タイプもありますが、ウエア側に受信機を取りつければ、無線コントローラーを使って走行中に手元で温度調節をすることも可能になります。
また、複数のバイクを所有しているライダーにはワイヤレスコントローラーの方がおススメ。
有線式だと、配線を取りまわす関係で脱着は難しいですが、ワイヤレスの場合、バッ直ケーブルだけをバイクにセットしておけば、あとは乗り換えてジャケットの電源をつなぐだけで済みますからね。
後述しますが、これは実に使いやすいコントローラーで、
一見大げさに見えるほど大きめのつまみがついていますが、
冬の場合分厚いグローブをすることににあると思うので、この大きさはそうした場合にも操作しやすいように配慮されたものなんですね。
また、バイクを降りてからも、やはり温かさは欲しいもの。
ヒーテッドギアは別売のモバイル用のリチウムイオンバッテリーを使えば、バイクを降りた後もジャケット内はぬくぬく。
※バッテリーから給電する場合は、7.2vになりますが、風圧のかからない歩行状態などでは、これで十分なのだそうです。
しかも、このバッテリー(WS-AC-53)には6段階の温度調節機構があるので、少し歩いて身体が熱くなった時や、日向で気温に変化があった場合などに便利。
とにかくライダー本位に作られている製品だというのが、この時点でもよくわかりますね。
パーソナルな「暖房」を着込む
さて、ここまでは大体カタログにも書いてあることが中心でしたが、いよいよウォーム&セーフ社製ヒーテッドインナージャケットの威力を実際に試していきたいと思います。
先述の記事で発熱インナーウエアを試した時と同様、外気温と内気温を測れる温度計の外気温のセンサーを私の体に張り付けて、温度の変化を見てみることにしました。
テストしたのは2019年の12月中旬。
都心よりも気温の低い東京・多摩から、山梨県にある「道の駅どうし」を目指してスタートしました。
スタートは午前9時34分です。
気温はご覧の9~10℃。
通電前のジャケット内の温度はこの温度計で31.4℃でした。
エンジンを始動させてからジャックをつなぎ、コントローラーで温度を最大に。
ストップウォッチで計ってみたところ、感覚的には約10秒で温かさを感じられるようになり、30秒もすれば徐々に温度も上昇。
ジャケット内が「暖房」されているのを実感できます。
外気温計では、外気が下がってきているのに、それでも1分42秒後にはジャケット内の温度が約1℃上昇しているのがわかりますね。
まだ走行前ですが、既に相当な効果を感じています。
コントローラーのつまみは、パッと見ゴツい感じに見えます。
しかし、これは分厚いグローブをしたままでも扱えるように、わざと大き目のつまみにしてあるとのこと。
使ってみると確かに使いやすく、無段階調整なのでいろいろな走行条件に適応しやすいことがわかります。
スイッチONからの立ち上げではこうして温度を全開にするのですが、そのままだと熱くなりすぎるので、温かさを感じられるようになったら、つまみを戻していきます。
とにかく、その時の応じて、有段調整よりも自由な加減ができるのはうれしいですね。
「気温1桁でも快適」という初体験
さて、走行条件を整えたところで、走り出してみましょう。
まずは自宅から市街地を約10分走行。
実は今回試しに身についているのはジャケットだけなので、自前の他社製グローブとの温度差は歴然。
一気に購入できなかったとしても、追々このシステムでグローブを追加したくなるのは必至ですね。
先述のようにコントローラーには、1チャンネルタイプと2チャンネルタイプがあるのですが、
2チャンネルにすればウエアとパンツを異なる温度に調節することが可能になります。
キャプタル販売の戸田さんによると、コントローラーは初めから2チャンネルにしておくのがおすすめとのこと。
実際に、1CHのコントローラーを購入して、後でパンツを買い足したお客さんが「2CH」にすればよかったと話されるケースが多いというお話をいただいていたのですが、これは確かにそうなりますね。
また後で2CHコントローラーに買いなおして「前に買った1CHのコントーローラーを買い取ってほしい」と言われてもそれはできないそうなので、やはり追々の発展を予定して初めから2チャンネルを用意しておく方が賢明でしょう。
高速道路で見せた盤石の快適性
体感温度が下がるはずなので、ヒーテッドインナーウエアにはその本領を発揮してもらいましょう。
高速道路では風圧の変化によるジャケット内の温度の変化を観察しました。
山梨方面に向かう中央道、この日の外気温は平均して7~9℃といったところ。
ヘルメットやオーバーパンツに感じる冷気を、W&Sヒーテッドインナーウエアを装着している上半身にはまるで感じません。
特に首回りや袖の中までぬくぬくと暖かいのが凄くいいですね。
背中一面にも温かさが保たれ、肩やお腹周りの暖かさはこれまで試した他社のものと比べて群を抜きます。
走行風が増しても、ジャケット内の温度にはほとんど影響がありませんね。
さらにこの後は山道に入り、標高の高いところでは外気温も5℃ほどになりました。
以前、発熱インナーを試した時以来、結局何を着ても2時間ほど経てばアウターの冷えが浸透してきてしまうものだというのがわかっていたので、今回もそれを覚悟していたのですが…。
ジャケット内の温度は平均して36℃を保ったまま。
W&Sのヒーテッドインナーウエアは冷気とは無縁です。
『これはまさに、着るこたつ…。』
これが今回、Warm&safeのヒーテッドインナージャケットを試してみての私の実感ですね。
ヒーテッドギアは、まぎれもない電熱ウエアのハイエンドモデル。
性能・品質において圧倒的に優位に有る製品だと思います。
現在ポジドライブストアでは、
シリーズ中で最もリーズナブルなスターターモデル
ウォーム&セーフ社ヒーテッドベスト 電源セットA | ポジドライブ・ストア (posidrive.jp)
¥ 36,259(税込み)
を販売中です。
実はこちらの袖口にもちゃんと電熱グローブ用のコネクターが内蔵されているので、とりあえずこちらを購入して、後でシステムを発展させることも可能です。
またホームページ上にラインナップをしておりませんが、ジャケット・グローブ・パンツ・ソックスのほか、様々なご希望のにお応えできる各種対応パーツもお取り寄せ可能ですので、
詳しくは弊社フリーダイアル 0120-542-315
またはメールで info@posidrive.jpへ お気軽にお問い合わせください。
【重要】ヒーテッド・ギアをご購入をお考えの方へ
ご購入後の安全のため、ご検討の際に予めご考慮いただきたい点がございますので、下記にお示します。
① ウォーム&セーフのヒーテッドギアシリーズには、必ず本体と電源の間に温度コントローラーを接続してください。
(正しく温度調節されない場合、低温ヤケドなどの恐れがあります。)
② 他社製品と混同した配線をしないでください。
(製品の耐電圧は計算されており、他社製品と混同の場合は正常作動せず、事故の原因になる恐れがあります)
③ ジャケット・パンツ、グローブ・ソックス、それぞれ単体のご購入ではご使用になれません。
上記①・②を踏まえ、ご使用には基本的に、
本体(ジャケットやグローブ・ソックスなど)+コントローラー(有線・無線の各1chか2chのいずれか)
+電源(バッ直ケーブルかシガーソケットケーブルのいずれか)をご使用のスタイルに合わせてお選びいただく必要がございます。
※グローブやソックスだけをお使いになりたい場合は、上記電源+コントローラーに加え、ロングYケーブルが必要になります。
※無線によるリモートコントローラーには本体側に受信機が必要なので、セットでのご購入が必須です。
ウォーム&セーフ社製ヒーテッド・ギアコネクター配線例
いろいろな使い方ができるウォーム&セーフ社のヒーテッド・ギア。
主な結線の仕方をご紹介します。
1chコントローラーを使用する場合
2chコントローラーを使用する場合
以上を必ずご確認の上、ご検討下さい。
取材協力
(株)キャピタル販売